- 境内のご案内
- Precincts
境内には、五⼤明王を御本尊とする本堂、歓喜天尊をお奉りする聖天堂、虚空菩薩をお奉りする淡島堂(出⽻路⼗三仏霊場)、雷神堂、正⼀稲荷堂、お蔵稲荷堂、⼦育て地蔵堂、そして弘法⼤師像などがございます。
山門棟札はないが現存する建物では⼀番古い建物と思われます。茅葺の⼭⾨は珍しく、淡島堂、雷神堂とともに毎年差し茅を⾏っています。
御蔵稲荷
稲荷堂
雷神堂五穀豊穣を願って宝暦⼆年(1752年)に建⽴されたと棟札に記されている。当時天候が悪く、飢饉が続いたころに合わせると、殿様が領内の豊作を願ったことが伺える。4年後の宝暦六年(1756年)に⼤凶作から沈んだ領⺠の⼼を励まそうと新庄祭りが始まったと⾔われています。
子育て地蔵⼦供の健康を願って建⽴されたもので親⼦のお参りが絶えません。
淡島堂淡島さんは遠く徳島より勧請されたもので以前は⼥性の神様と⾔うことで針供養なども⾏われていました。現在は「出⽻路⼗三仏霊場の虚空蔵菩薩堂」となっています。
弘法大師像
石碑歓喜天堂前にある⽯碑は、⿅苑舎を主催し雅号淋⼭と称した円満寺住職宥勝和尚の「⿃海盤 不⼆農須賀多也春乃雪(⿃海はふじのすがたや春の雪)」句碑が残されています。現在も遠く⿃海を眺めることができます。四国⻄国坂東秩⽗188ヶ所巡礼記念碑などもあります。
歓喜天堂
本堂
- チェーンソーアート
- CHAINSAW ART
円満寺の境内には、チェーンソーアートによる仏像が五種類ございます。平成⼆⼗九年九⽉⼗⼆⽇、当⼭の御神⽊の伐採に際しそれを尊像として残すこととなり、チェーンソーアートの第⼀⼈者の栗⽥広⾏さんに掘っていただきました。ご神⽊は樹齢350年⾼さ30メートルの杉の⽊で、近年⼤⾵や降雪により枝折れが多く危険な状況にありました。安全にお参りいただくために、他の杉と計⼋本伐採しました。⼤⼩数種類のチェーンソーを使い、その彫りは、表裏細やかで、その出来栄えは⾒事なものです。